バフ研磨の原理

硬質クロムメッキの研磨とバフ

硬質クロムメッキは素地表面の粗さの状態がメッキの仕上げや耐食性に大きな影響がでるため、素地を整えるためのバフ工程が重要です。

バフ工程は、表面を磨いてピカピカにする工程で、山旺理研では、お客様の素材状況に合ったバフ自動研磨機を選定し、表面を削り、目をつぶし、磨くことを一台の機械で連続して行っております。

欠陥の無い硬質クロムメッキ処理にするために、お客様の素材状況に合わせた下地バフを行う必要性があります。安定したメッキ品質の維持のための重要な要素に下地バフ工程を位置づけしています。

山旺理研では、特注の研磨布紙に砥石を用いており、「良いメッキのためには良い素地から」という考えの基、メッキの前工程である下地バフに力を入れています。近年、超仕上げの研磨により面粗度については規格を満たす事が可能になってきておりますが、研磨とバフについては外観、面粗度等同じ品質にはなりません。

また、硬質クロムメッキ後のバフ仕上げにより、硬質クロムメッキ表面の面粗度を整えるだけでなく、めっき析出時の表面クラックを封鎖する働きをして、耐食性を確保する効果もあります。そのため、硬質クロムメッキの仕上げバフ工程は重要な必要不可欠な工程です。

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